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ディメトロドンの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

ディメトロドン

生息年代:ペルム紀前期
年代数値:約2億9890万年前 - 約2億7230万年前
全長:1.7メートル~4.6メートル
生息地:アメリカ、ドイツ

分類:単弓類 / 盤竜目 / スフェナコドン科 / ディメトロドン属
食性:肉食

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ディメトロドン類

化石はアメリカ(テキサス州、オクラホマ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、ユタ州など)やドイツから産出されています。
全長は種によって大きく異なり、最小種の「D. natalis」や中型種の「D. booneorum」。大型種の「ディメトロドン・リンバタス(D. limbatus)」や「D. gigashomogenes 」などがいます。

伝言版の画像「ディメトロドンの骨格標本」を撮影した、大阪市立自然史博物館の説明文には「Dimetrodon limbatus」と書いてありました。下記に引用させていただきます。

ディメトロドン
Dimetrodon limbatus
アメリカ・テキサス州、ペルム紀前期

ペルム紀前期~中期に北アメリカにすんでいた初期の哺乳類型爬虫類(盤竜目)のなかま。水辺にすみ、腹を地面につけてはい歩いていたらしい。また、頭骨の前部には短剣状の大きな歯が生えているので、肉食性だったらしい。

〔中略〕背中には帆のようなものが立っていたことになる。
この帆は、体温調節のための役割をしていたとの考えがいちばんもっともらしいが、確かなことはわかっていない。
(原標本:アメリカ自然史博物館)

哺乳類型爬虫類

ディメトロドンは恐竜のように見えますが、恐竜ではありません。
あるいは、帆をもつトカゲのようにも見えますが、爬虫類でもありません。

引用文にもあるように、かつては「哺乳類型爬虫類」と呼ばれていましたが、現在では「単弓類」と呼ばれる哺乳類の祖先グループに分類されています。
単弓類については、「イノストランケビア」のページの中で書いていますので、そちらをご覧ください。

ディメトロドンはヒトの祖先?

もちろん、ヒトの直接の祖先ではありませんし、帆をもつトカゲのような生物が遠い祖先であるとも思いたくありません。

しかしながら、NHKオンデマンド | NHKスペシャル 生命大躍進 第2集「こうして“母の愛”が生まれた」によると、ディメトロドンは汗で卵を殺菌していたとしています。


ヒトを含む、哺乳類の母乳の起源は古生代にまで遡ることができます。
ディメトロドンは雑菌から卵を守るために、殺菌作用をもつ汗が卵の殻に付着するようにしていたのですが、「その汗のような液体が栄養成分を含む母乳へと突然変異した」と解説しています。


単弓類が哺乳類の祖先グループに位置づけられる理由について、歯の構造などの学説を聞くよりも、「汗は卵を雑菌から守り、母乳へと突然変異した」という言葉だけで、個人的には充分なように思います。古生代も現代も「母は強し」ということですね。
単弓類が哺乳類の祖先グループに位置づけられることにも納得です。

参考書籍・参考サイト

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DWD086-1 Animatronic Dinosaur-Dimetrodon Finished In Factory
Uploaded by Peter Miao

伝言版の画像

ディメトロドンの帆

初期の単弓類であるディメトロドンは変温動物でした。

単弓類の体温は外気温に左右されるので、「朝起きても、なかなか動けなかったのではないか?」と想像しますが・・・。

ディメトロドンは巨大な「帆」をもっていました。下の画像を見ると、脊椎(せきつい)の棘突起(きょくとっき)が長く伸びています。

この棘(きょく)の間に張られた被膜が「帆」の実態になります。

ディメトロドンの画像(撮影場所:京都市青少年科学センター)
ディメトロドン
撮影場所:京都市青少年科学センター
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

ディメトロドンの画像(撮影場所:大阪市立自然史博物館)
ディメトロドン
Dimetrodon limbatus
撮影場所:大阪市立自然史博物館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

「帆」には血管が張り巡らされていて、熱交換器のような役割をしていたようです。

夜が明けて、動けないほどに下がった体温は、「帆」で太陽の光を受けることによって急上昇したのでしょうか?

そして、いち早く活動することができたのでしょうか?
ちなみに、ディメトロドンはペルム紀前期の強力な捕食者でした。

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