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ディプロカウルスの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

ディプロカウルス

生息年代:ペルム紀前期
年代数値:約2億9890万年前 - 約2億7230万年前
全長:0.6メートル - 1メートル

ディプロカウルスの画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)

ディプロカウルス
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

化石産出地:北アメリカ
分類:両生類 / 空椎亜綱 / ネクトリド目 / ケラテルペトン科 / ディプロカウルス属
食性:肉食

ディプロカウルスはペルム紀前期に生息した両生類です。
上の画像のように、ブーメラン状の頭部をもつことが特徴になります。

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ディプロカウルスの頭部

ディプロカウルスとは「2つの突起」を意味します。
その属名どおり、ブーメランのような形をした不思議な頭部をもっていました。

「なぜ、そのような形をしていたのか?」ということについては、はっきりとはわかっていませんが、下記のような複数の学説が挙げられています。


①防御のため
成体の頭部の横幅は30センチほどにもなるので、外敵から襲われにくくなる効果があったとされます。

②性的ディスプレイ
上記①では「成体の頭部の横幅は30センチほど」と書いていますが、「幼体」「亜成体」「成体」と、成長にともなって頭部は横にひろがっていきます。
そのことから、「性的ディスプレイの役割をしていたのではないか?」ということが考えられます。

ディプロカウルスの画像(Uploaded by Nobu Tamura)

ディプロカウルス
File:Diplocaulus BW.jpg - Wikimedia Commons
Author:Nobu Tamura

③水中翼
水流に対して、頭部を上向きにすれば浮上し、下に向ければ水底に張り付いていられるということになります。

なお、上の画像のように、ディプロカウルスの眼は上に向いているので、下方を視界に捉えることのできない底性生物だったと考えられています。
呼吸の際には頭部を上向きにして急浮上し、その後は頭部を下向きにして急潜水していたのでしょうか?

参考書籍・参考サイト

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Turntable 01 - Diplocaulus
Uploaded by Okeanos

伝言版の画像

両生類の誕生

ペルム紀前期の両生類として、ディプロカウルスに並んで有名なのが、下図の「エリオプス」です。

エリオプスは全長約2メートル、体重約90キロと推定される大型の両生類で、ディプロカウルスと同じ北アメリカに生息していました。

エリオプスの画像(出典:フリッカー | Flickr - Photo Sharing!)
エリオプス
Title:Eryops (model) | Flickr - Photo Sharing!
Uploaded by ellenm1

ところで、最初の両生類は古生代デボン紀に出現したと考えられていますが、両生類の誕生には謎が多く、下記のような複数の学説が挙げられています。

デボン紀当時の海洋にはダンクルオステウスを筆頭とする板皮(ばんぴ)魚類や、下図の「クラドセラケ」のようなサメ類が繁栄していました。

そして、あまりにも繁栄しすぎて窮屈になったので、海から陸へ上がろうとしていた魚類の子孫が、両生類に進化したとされます。

クラドセラケの画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)
クラドセラケ
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

あるいは、上記の板皮魚類やサメ類から逃げていた魚類の子孫が、陸へ上がる両生類に進化したとされます。

他では、陸上にはすでに昆虫などが繁栄していたので、それらを食糧とするために、両生類に進化して陸へ上がったとする学説などがあります。

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