ページ公開日:2016年4月3日
ダンクルオステウスとは?
生息年代:デボン紀後期
年代数値:約3億8270万年前 - 約3億5890万年前
体長:5メートル~9メートル

古代ザメを襲うダンクルオステウス
Title:Predator & Prey | Flickr - Photo Sharing!
Uploaded by Daniel DeCristo
ダンクルオステウスは板皮類(ばんぴるい)に属する魚類で、最大個体の体長は9メートル以上にも達したと推定される巨大魚です。
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板皮類とは?
古生代シルル紀に出現し、デボン紀に繁栄を極めた魚類で、当時の化石の90パーセントが板皮類であったと考えられています。
鎧(よろい)のような頭甲(頭部の甲羅)と胴甲(胸部の甲羅)に覆われていたことが特徴で、外敵から身を守るのに適していたと考えられています。
古生代最大最強
アノマロカリスがカンブリア紀最大最強で、ウミサソリがシルル紀最大最強の生物だったとするなら、こちらのダンクルオステウスはデボン紀最大最強の生物だったといえます。
さらに、カンブリア紀からペルム紀までの古生代すべてをとおしても最大最強だったとみられており、実際にシルル紀の覇者であったウミサソリでさえ、後年にはダンクルオステウスの捕食対象になっていました。
ただし、ダンクルオステウスにも弱点がありました。
一見、鋭い歯をもつように見えるダンクルオステウスですが、実際には顎の骨が突き出ただけのものです。
獲物をかみちぎるようにして襲うことには向いていましたが、かみ砕いて食べるということには不向きだったようです。
そのため、消化不良を起こして苦しんだのではないかと推測されています。
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関連ページ
参考書籍・参考サイト
- 瀬戸口 烈司、生物進化101の謎、河出書房新社、2007年
- Dunkleosteus - Dinopedia - the free dinosaur encyclopedia
古代の化け物ダンクルオステウス(Dunkleosteus)
Uploaded by
カセキセブン
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