Top > 中生代 >

首長竜エラスモサウルスの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

首長竜

「竜」という文字が含まれているので、「首長竜は恐竜?」と誤解されることもありますが、首長竜は恐竜ではありません。
海トカゲ類(モササウルス)と同じで、水生爬虫類になります。

エラスモサウルスの画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)

エラスモサウルス
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

首長竜類は三畳紀から白亜紀の海域に生息していましたが、一部の種は淡水域や汽水域に生息していた可能性が指摘されています。

首長竜の分類

首長竜類は、まず2つに大別されます。
ひとつは文字どおり、首の長い首長竜類で、プレシオサウルス類と呼ばれます。

もうひとつは、首の短い首長竜類で、プリオサウルス類と呼ばれます。 伝言版の画像の「リオプレウロドン」のようなタイプになります。


「まず2つに大別されます」と書きましたが、首の長いプレシオサウルス類のなかにも、ものすごく長いタイプ比較的短いタイプがいます。

上の画像のエラスモサウルスは首がものすごく長くて、頭部は相対的に小さいです。
このようなタイプを「エラスモサウルス類」と呼びます。


一方、下の画像のプレシオサウルスの首は比較的短くて、頭部が大きめです。
このようなタイプを「プレシオサウルス類」と呼びます。

プレシオサウルスの画像(出典:フリッカー | Flickr - Photo Sharing!)

プレシオサウルス
Title:n127_w1150 | Flickr - Photo Sharing!
Uploaded by Biodiversity Heritage Library

プレシオサウルスは、はじめて発見された首長竜がであり、1821年に記載されています。
以降、多数の化石が産出されていますが、2013年6月にはオーストラリアの白亜紀前期の淡水域だった地層から、プレシオサウルスの仲間の歯の化石が発見されています。

常に淡水域に生息していたのかどうかは、今のところわかっていませんが、淡水域や汽水域に生息できた可能性が指摘されています。

エラスモサウルス

生息年代:白亜紀後期カンパニアン期前半の中ごろ - 白亜紀後期
年代数値:約8050万年前 - 約6600万年前
全長:12 - 14メートル
体重:2トン前後

生息地:北アメリカの海洋
分類:爬虫綱 / 長頚竜目 / プレシオサウルス上科 / エラスモサウルス科
食性:肉食(魚介類、アンモナイト、鳥類、翼竜など)


エラスモサウルスは、「長頚竜(ちょうけいりゅう)目 / プレシオサウルス上科 / エラスモサウルス科」に分類されます。
日本の首長竜として有名な「フタバスズキリュウ」も、エラスモサウルス科に分類されます。

フタバスズキリュウ:1968年(昭和43年)に、当時高校生だった鈴木直(すずき ただし)氏が化石を発見。
以降、発見者の名にちなんで「フタバスズキリュウ」と呼ばれていましたが、2006年に新属新種として、学名「フタバサウルス・スズキイ」として正式に記載されました。


エラスモサウルスの脛骨(けいこつ)の数は70個以上になります。
現生で、首の長い動物といえばキリンが挙げられますが、キリンの脛骨はヒトと同じ7個になりますので、単純計算だけなら「10倍以上の柔軟性をもつ」ということになるかと思います。

長く柔軟な首を自在に曲げて、獲物である魚介類やアンモナイト、鳥類や翼竜などを捕食していたと考えられています。
「鳥類」と書きましたが、海鳥や水鳥が魚を捕食するために来たところを、逆にエラスモサウルスに捕食されたのでしょう。

また、巨大なエラスモサウルスから見れば、鳥類も翼竜も変わりはないのでしょう。
エラスモサウルスの化石からは、「プテラノドン」などの「翼竜類」を捕食していた痕跡が見つかっています。

参考書籍・参考サイト

スポンサーリンク

Elasmosaurus animation
Uploaded by 김진겸

伝言版の画像

リオプレウロドン

一見すると、モササウルスの仲間に間違われそうですが・・・。
首の短い首長竜類、プリオサウルス類の、「リオプレウロドン」です。

リオプレウロドンはジュラ紀後期のヨーロッパの海域に生息していました。

リオプレウロドンの画像(出典:ウィキメディア・コモンズ - Wikimedia Commons)
リオプレウロドン
File:L ferox (1).png - Wikimedia Commons
Author:paleos ,la historia de la viada

全長は「10メートル前後」あるいは「20メートル級」と、研究者の間でも意見が分かれています。

いずれにしても、リオプレウロドンは当時の海域の頂点捕食者だったとみられています。

エラスモサウルスの首

下図は一見すると、ウミヘビに間違われそうですが・・・。
エラスモサウルスの頭部と首になります。

エラスモサウルスの画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)
エラスモサウルスの長い首
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

それにしても、長い首です。
首長竜のなかでも、ものすごく長いタイプエラスモサウルス類と呼ぶことにも納得です。

エラスモサウルスの首の長さは全長の半分以上を占めます。
全長14メートルなら、首の長さは8メートルにもなります。

上図を見て、ウミヘビに間違われそうになるのも、しかたがないと思います。

スポンサーリンク


ページ
TOP