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ヘリコプリオンの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

ヘリコプリオン

生息年代:古生代ペルム紀前期~中生代三畳紀前期
年代数値:約2億9000万年前 - 約2億5000万年前
体長:3メートル - 4メートル

化石産出地:ロシア、北アメリカ、日本、オーストラリアなど
分類:魚類 / 正軟骨頭亜綱 / エウゲネオドゥス目 / アガシゾドゥス科


ヘリコプリオンは古生代から中生代にかけて繁栄していた古代ザメです。

現在では上の画像のように、変わった歯のサメという程度の姿に固定されつつありますが、かつては様々な復元イメージにあふれ、なかには「これがサメなのか?」と思えるほどのものまでありました。

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過去の復元イメージ

そのひとつが下図であり、下顎の先が外向きに巻きながら伸びています。
また、同じ下顎でも内向きに巻く復元イメージもあります。

同様に、上顎や背ビレ、尾ビレの先が巻きながら伸びていたり、エイのような姿と口の位置なのに、歯だけが渦巻き状になっている復元イメージなどもあります。


なぜ、それほどまでに復元イメージが定まらなかったのかというと・・・。

「ヘリコプリオンの歯の化石があまりにも特殊であったために、想像される姿が定まらなかった」ということになります。

ヘリコプリオンの歯の化石

下図が歯の化石になりますが、確かにくるくると巻いており、らせん状のノコギリ歯を意味する「Helicoprion(ヘリコプリオン)」という属名の由来にもなっています。

ところで、軟骨魚類の歯は化石として残りやすいものの、歯以外の部分が化石として残るのは、まれな例になります。
ヘリコプリオンの場合も歯の化石しか見つかっておらず、それだけでは歯の位置や向きを特定するのは困難だったのでしょう。

また、「歯ではなく、防御用のトゲとして背ビレや尾ビレの先にあったのではないか?」と考えた研究者がいたことにも納得できる形ですが、なぜこのような歯をもつにいたったのでしょうか?

現在の復元イメージ

通常、サメの歯は2~3日ごとに交換され、古い歯は抜け落ちていきます。
ところが、ヘリコプリオンの歯は抜け落ちません。
顎軟骨の接合部に、渦巻き状に格納されていきます。

まるで、口の中に丸ノコギリがあるかのような姿になってしまいますが、トップ画像や下の動画で採用されているように、現在の復元イメージの主流になっています。

また、丸ノコギリのような歯は、硬い殻をもつ獲物を切断するのに適していたと考えられています。
古生代や中生代の海で、アンモナイトなどを捕食していたのでしょうか?

参考書籍・参考サイト

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MYSTERY OF THE WHORL TOOTH SHARK
Uploaded by Animal Wire

伝言版の画像

最古のサメ

長らく「最古のサメ」と呼ばれていたのが、下図の「クラドセラケ」です。

クラドセラケの画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)
クラドセラケ
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

クラドセラケの全長は約1.8メートル。約3億7000万年前ということなので、古生代デボン紀後期ファメニアン期になります。

ただ、当時の海洋には、巨大なダンクルオステウス(ディニクチス)を筆頭とする板皮(ばんぴ)魚類が繁栄していました。

板皮魚類の一部はクラドセラケを捕食対象として、追いかけまわしていたと推定されています。

ディニクチスの画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)
ディニクチス
原型製作:クリス・ウェイラス
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

一方、長らく分類不詳であったものの、最近になって最古のサメだと判明したのが「ドリオドゥス」で、全長は50センチほどです。

約4億900万年前ということなので、古生代デボン紀前期プラギアン期になります。

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