Top > 古生代 >

イノストランケビアの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

イノストランケビア

生息年代:ペルム紀後期ローピンジアン世ウーチャーピンジアン期
年代数値:約2億5980万年前 - 約2億5414万年前

イノストランケビアの画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)

イノストランケビア
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

体長:3.5メートル~4.5メートル
生息地:ロシア(北ドヴィナ川周辺)
分類:単弓類 / 獣弓目 / ゴルゴノプス亜目 / ゴルゴノプス科
食性:肉食

スポンサーリンク

イノストランケビアは哺乳類?

動画のサムネイルや伝言版の画像をどんなに見ても、哺乳類には見えません。
たとえば、伝言版の画像「スクトサウルスを襲うイノストランケビア」は、恐竜同士の争いのようにも見えますが、実際には襲うイノストランケビアが哺乳類の祖先グループの一員で、襲われるスクトサウルスは爬虫類になります。

単弓類(たんきゅうるい)

単弓類は「盤竜類(ばんりゅうるい)」と「獣弓類(じゅうきゅうるい)」に大別されますが、先に出現したのは盤竜類で、獣弓類は盤竜類から進化しました。
盤竜類とは、下の画像の「ディメトロドン」や「エダフォサウルス」などになります。

初期の単弓類はトカゲのような姿をした変温動物でしたが、後期には体毛や恒温性を獲得して、哺乳類の祖先に進化したと考えられています。
つまり、単弓類は「ヒトを含む、すべての哺乳類の祖先グループ」という位置づけになります。


イノストランケビアは単弓類の中の獣弓類に分類されますが、かつて単弓類は「哺乳類型爬虫類」と呼ばれ、爬虫類に分類されていました。
しかし、そうなると「爬虫類が進化して、哺乳類になった」という図式にもなってしまいます。

そこで、現在では「爬虫類と哺乳類は別々の進化を遂げた」「両生類から、単弓類と双弓類(そうきゅうるい)に分かれて進化した」と考えることが主流であるから、哺乳類型爬虫類は爬虫類の分類から外され、単弓類と称する分類になっています。

ちなみに、双弓類は爬虫類と鳥類の共通の祖先になります。

イノストランケビアは半水生?

イノストランケビアの化石はロシアの北ドヴィナ川周辺から産出していますが、現地の「オルロフ記念ロシア科学アカデミー古生物学博物館」では、「スクトサウルスを襲うイノストランケビア」の想像図を陸上ではなく、浅瀬にしています。

イノストランケビアは北ドヴィナ川流域に生息する半水生動物だったのでしょうか?
ちなみに、スクトサウルスは草食性の爬虫類でした。

参考書籍・参考サイト

スポンサーリンク

Inostrancevia & Gorgonops Tribute
Uploaded by Primeval, Doctor Who, Jurassic Park, Dinosaurs, Kaiju

伝言版の画像

イノストランケビアの牙

イノストランケビアは、草食性の爬虫類「スクトサウルス」を捕食対象にしていたと考えられています。

スクトサウルスを襲うイノストランケビアの画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)
スクトサウルスを襲うイノストランケビア
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

長大な犬歯をもつイノストランケビア。「古生代のサーベルタイガー(スミロドン)」と呼びたくなるような形相です。

スミロドン・ファタリスの画像(出典:ウィキメディア・コモンズ - Wikimedia Commons)
スミロドン・ファタリス
File:Smilodon fatalis Sergiodlarosa.jpg - Wikimedia Commons
Author:Sergiodlarosa

犬歯の長さを比べてみるとイノストランケビアが12センチ、上図のスミロドン・ファタリスは最長18センチになります。

さらに、スミロドン類の最大種であるスミロドン・ポプラトールでは最長28センチにも達します。
参照:当サイト「スミロドン

スポンサーリンク


ページ
TOP