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マンモスの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

マンモス

広義では「ゾウ科 / マンモス属」に分類されるゾウ類の総称が「マンモス」になります。
この場合、「古型(こけい)マンモス」と呼ばれるトロゴンテリーゾウ(シガゾウ、ムカシマンモス)も含まれます。

ケナガマンモスの画像(出典:フリッカー | Flickr - Photo Sharing!)

ケナガマンモス(ウーリーマンモス)
Title:Woolly Mammoth | Flickr - Photo Sharing!
Uploaded by Travis

一方、一般的には多くの場合、狭義での解釈が使用されています。
狭義では古型マンモスを含みません。

日本の古型マンモス「シガゾウ」

化石が産出された滋賀県志賀町にちなんで、シガゾウと呼ばれていますが、別名ではムカシマンモスとも呼ばれるように、広い意味でのマンモスの祖先として知られています。

「広い意味でのマンモスの祖先」と書いたのは、直接の祖先というよりも、古い時代の別種として考えられる傾向にあるからです。
シガゾウの化石は北海道から九州までの各地で発見されています。


なお、冒頭にもありますように、一般的な解釈としては、シガゾウ(古型マンモス)をマンモスには含めません。
「日本のマンモスは北海道だけに生息していた」といわれるのは、上記の理由によります。

マンモス属

一般的には、マンモスというと「巨大」という言葉が連想されますが、実際には肩高(けんこう)1.2メートルほどの小型種もいました。
なお、マンモス属全体のデータとしては、下記のようになります。

生息年代:新第三紀鮮新統 ザンクリアン期後半 - 第四紀完新統
年代数値:約400万年前 - 約1万年前
肩高:1.2メートル~4メートル

化石産出地:ユーラシア大陸北部、日本、北アメリカなど
分類:哺乳類 / ゾウ目 / ゾウ科 / マンモス属
食性:草食


上記のように、マンモス属には肩高1.2メートルほどの「コビトマンモス」から、肩高約3メートルの「ケナガマンモス(ウーリーマンモス)」。
肩高4メートル以上にもなる「インペリアルマンモス」や「ショウカコウマンモス」など、さまざまな種が分類されています。

マンモス象の体毛(撮影場所:京都市青少年科学センター)

マンモス象の体毛
撮影場所:京都市青少年科学センター
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

ケナガマンモス

単に「マンモス」というと、トップ画像のような巨体に、巨大な牙と長い体毛というイメージがありますが、その代名詞的な存在になるのがケナガマンモスになります。

ケナガマンモスは、「ウーリーマンモス」とも呼ばれます。
産出された化石からケナガマンモスの分布域を追うと、遅くとも15万年前にはヨーロッパに現れ、北アメリカには10万年前に現れたようです。

現生種の「アフリカゾウ」や「アジアゾウ」とは近縁ではありますが、直接の祖先ではありません。
また、現生種との見た目の違いは下記のようになるかと思います。


①長い体毛
ケナガマンモスの生息期間には、寒冷な気候である「氷期」が数回含まれており、全般的に現在よりも寒冷な気候でした。

 しかも、現在の亜寒帯に該当する地域での分布であり、長い体毛におおわれることによって、寒冷地に適応していったと考えられています。

 現在は新生代後期氷河時代の中の「間氷期(氷期よりも温暖な気候)」になります。


②小さな耳
ケナガマンモスと現生種の耳の大きさを比べてみると、アフリカゾウが一番大きく、次いでアジアゾウ、ケナガマンモスの順になりますが、この順番は分布域の気温の高さの順でもあります。

 ゾウの耳には多くの血管が通っていて、うちわのようにパタパタと動かすことによって血液を冷まし、体温の上昇を抑える役目があります。
アフリカゾウが大きな耳を頻繁にパタパタとさせているのは、そのためです。

 逆に、寒冷地に分布していたケナガマンモスには大きな耳は不要だし、小さな耳のほうが体温を維持しやすいということになります。

参考書籍・参考サイト

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Southern Mammoth (Mammuthus meridionalis) 3D animation
Uploaded by EoFauna

伝言版の画像

シガゾウ(ムカシマンモス)

シガゾウ)の化石は日本の各地から発見されていることから、温帯のマンモスとも呼ばれます。

シガゾウの生息年代から考えると、下図のバックは、堅田湖(かたたこ)と呼ばれていたころの古琵琶湖(こびわこ)でしょうか?

シガゾウの画像(撮影場所:京都大学総合博物館)
シガゾウ
撮影場所:京都大学総合博物館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

シガゾウは約100万年前~約50万年前に生息していた古型マンモスです。

マンモスとナウマンゾウ、アフリカゾウやアジアゾウとの関係については、下図の「ゾウ類の進化系統樹(簡易ver.)」を参考にしてみてください。

ゾウ類の進化系統樹の画像
ゾウ類の進化系統樹(簡易ver.)
参考サイト:マンモス - Wikipedia
作成:当サイトスタッフ/2015年

マンモスが絶滅した原因

諸説ありますが、下記の2つに大別できるようです。

①環境変動説
約1万1500年前からはじまった急激な温暖化に対応できずに絶滅したとされます。

ケナガマンモスの群れを見つめる初期の人類の画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)
ケナガマンモスの群れを見つめる初期の人類
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

②狩猟説
人類の過剰な狩猟によって絶滅したとされます。 上の画像のような感じだったのでしょうか?

他では「隕石衝突説」などがあげられています。

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