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ナウマンゾウの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

ナウマンゾウ

ときどき、「ナウマンゾウはマンモスの仲間?」と勘違いされることがあります。
どちらも絶滅したゾウ類ですが、マンモスがあまりにも有名なので、混同されることになるようです。

ナウマンゾウ(撮影場所:京都大学総合博物館)

ナウマンゾウの復元像
撮影場所:京都大学総合博物館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

マンモスとナウマンゾウの違い

「分類上」および「外見上」の観点から、マンモスとナウマンゾウの違いについて書いてみたいと思います。

富山市科学博物館から引用しますと、下記のようになります。

<中略>
ナウマンゾウはアジアゾウの仲間(アジアゾウ属)、マンモスはマンモスの仲間(マンモス属)です。これはネコとヒョウくらい違うということです。
<以下省略>

外見上の違いはキバ体毛になります。

下図はマンモスの復元図になりますが、キバがものすごく大きく曲がっており、寒冷地に適応した長大な体毛におおわれています。

マンモス象の体毛(撮影場所:京都市青少年科学センター)

マンモス象の体毛
撮影場所:京都市青少年科学センター
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

一方、トップ画像のナウマンゾウの復元像(実物の約1/5)を見ると、キバが大きく曲がってはいますが、マンモスに比べると緩やかですし、ねじれていることも特徴になります。
また、体毛もマンモスに比べると長大ではありません。


ただ、ナウマンゾウの生息期間には、寒冷な気候である「氷期」が数回含まれることから、現生種のアジアゾウに比べると、体毛は長めに復元されるようです。

また、少しわかりにくいかもしれませんが、額(ひたい)が前へ突き出ていることも、ナウマンゾウの大きな特徴になります。

日本のナウマンゾウ

ナウマンゾウが日本へ渡って来た時期は、約40万年前~約30万年前だとされます。

あるいは、約43万年前だとする学説もあります。
それによると、アジア大陸と西日本が陸続きだった時期、すなわち海水面が低かった時期を考えると、約43万年前になるようです。

なお、その他の日本のナウマンゾウのデータとしては、下記のようになります。


絶滅時期:約3万年前 - 約2万年前
肩高:2メートル - 2.7メートル

化石産出地:北海道から沖縄までの各地
分類:哺乳類 / ゾウ目 / ゾウ科 / アジアゾウ属 / パレオロクソドン亜属
食性:草食

参考書籍・参考サイト

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特別展 マンモスYUKA ナウマンゾウのお出迎え
Uploaded by yusho1975

伝言版の画像

ナウマンゾウのキバ

キバについては、他のページ(スミロドンや、イノストランケビアなど)でも書いているように、「犬歯」を指す場合がほとんどですが・・・。

ゾウ類の場合は、犬歯ではなく「門歯(ヒトの切歯に相当)」になります。
もちろん、ナウマンゾウのキバも門歯です。

下図のナウマンゾウのキバ化石は長さ約2メートル、重さは約50キロにもなるそうです。

ナウマンゾウのキバ化石の画像(撮影場所:京都大学総合博物館)
ナウマンゾウのキバ化石
撮影場所:京都大学総合博物館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

ナウマンゾウの絶滅時期

ところで、ナウマンゾウの絶滅時期ですが、約3万年前~約2万年前だとされます。

一方、マンモスは約1万年前に絶滅したとされるので、約1~2万年の差があることになります。

下図のマンモスのように、人類の過剰な狩猟によって絶滅したとされる一方で、環境変動説も挙げられています。

ケナガマンモスの群れを見つめる初期の人類の画像(撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館)
ケナガマンモスの群れを見つめる初期の人類
撮影場所:海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

マンモスが最終氷期の急激な温暖化に対応できずに絶滅したとされることに対して・・・。

ナウマンゾウは最終氷期途中の急激な寒冷化に対応できずに絶滅したとしています。

ナウマンゾウにとって、最終氷期は寒すぎて耐えられなかったということですね。

その差が、マンモスとの絶滅時期約1~2万年の差とする提唱になります。

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