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ケブカサイの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

ケブカサイ

生息年代:第四紀更新統 カラブリアン期 - 第四紀完新統
年代数値:約180万年前 - 約1万年前
体長:4メートル(体高:2メートル)

ケブカサイの画像(出典:ウィキメディア・コモンズ - Wikimedia Commons)

ケブカサイ
File:Ice age fauna of northern Spain - Mauricio Antón.jpg
Author:Mauricio Antón

化石産出地:シベリア、ヨーロッパ北部、中国東北部など
分類:哺乳類 / 奇蹄目 / サイ科 / コエロドンタ属 / アンティキタティス種
食性:草食

寒冷地のサイ

ケブカサイは長い体毛におおわれることによって寒冷地に適応したサイです。
上の画像には「マンモス」も描かれているように、多くの地域や年代で共存していました。
ただ、北アメリカにも分布したマンモスとは異なり、ケブカサイは北アメリカには進出していません。

また、ケブカサイは現生のシロサイやクロサイ同様、2本の巨大な角をもっており、長いものでは1メートルにも達しました。
ちなみに、現生のインドサイの角は1本であることから「イッカクサイ」とも呼ばれます。

現代のケブカサイ?

下の画像は現生種の「スマトラサイ」になります。
ケブカサイのような毛深さではありませんが、長い体毛をもっています。

スマトラサイは現生のサイ類のなかでは最も原始的な種であり、ケブカサイとは近縁であると考えられています。

コエロドンタ

ケブカサイは「コエロドンタ」とも呼ばれます。
コエロドンタは学名の「Coelodonta antiquitatis」の日本語読みになります。
また、和名のケブカサイは「ケサイ」や「毛サイ」、「長毛サイ」などとも呼ばれます。

ちなみに、伝言版の画像「毛サイの頭骨」を撮影した大阪市立自然史博物館の説明文には「毛サイ」と書いてありました。
下記に引用させていただきます。

毛サイ
全身に長い毛がはえていたサイ。マンモスといっしょに、氷河時代の寒さにたえて、シベリアやヨーロッパ北部、中国東北部にたくさんすんでいた。

サイの角は、ひふの変化したものなのでくさりやすく、ふつうは化石として残ることはない。
シベリアでは冷凍の毛サイが発見されていて、そのような場合には、角も保存されている。

参考書籍・参考サイト

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伝言版の画像

ケブカサイの角

ケブカサイは、現生種のミナミシロサイなどと同様に、2本の巨大な角をもっていました。

ミナミシロサイの画像(撮影場所:旭川市旭山動物園)
ミナミシロサイ
撮影場所:旭川市旭山動物園
撮影者:当サイトスタッフ/2006年

ケブカサイが絶滅した原因

マンモスと同様に環境変動説や狩猟説、隕石衝突説などがあげられていますが、この欄では狩猟説について書いてみたいと思います。

たとえば、ネアンデルタール人の部族によっては、主食のひとつがケブカサイだったようです。

毛サイの頭骨の画像(撮影場所:大阪市立自然史博物館)
毛サイの頭骨
撮影場所:大阪市立自然史博物館
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

彼らは「落とし穴」を仕掛け、穴に落ちたケブカサイを、集団となってヤリで突くという猟をおこなっていたとみられています。

ネアンデルタール人だけではなく、現生人類もケブカサイを狩り続けた結果、約1万年前に絶滅したとされます。

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