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アゴヒゲアザラシの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

アゴヒゲアザラシ

分類:哺乳類 / 食肉目 / アザラシ科 / アゴヒゲアザラシ属
体長:2メートル - 2.6メートル
体重:200キロ - 360キロ
食性:カニやエビ、貝、タラなどの魚介類。

分布域:北極海やベーリング海、オホーツク海などの海氷周辺。
分布域の南限:北海道東部
まれな例として、日本の本州や四国、九州にも迷入。

氷上繁殖型のアザラシ

海氷の上で出産、子育てをするアザラシ類を、氷上繁殖型のアザラシと呼びます。

日本の近海では、北海道の流氷域周辺に「アゴヒゲアザラシ」「クラカケアザラシ」「ゴマフアザラシ」「ゼニガタアザラシ」「ワモンアザラシ」の5種を見ることができますが、ゼニガタアザラシ以外はすべて氷上繁殖型のアザラシになります。

また、上記のゼニガタアザラシは氷上ではなく、海岸の岩場などで繁殖するので陸上繁殖型のアザラシと呼ばれます。

アゴヒゲアザラシの場合

上記のように、アゴヒゲアザラシは氷上繁殖型のアザラシになります。

氷上で生まれたアゴヒゲアザラシの赤ちゃんは、わずか1時間後には、母親から冷たい氷の海に入るように促されます。

さらに、生まれて8時間後には海に潜る練習を強要されますが、天敵であるホッキョクグマから逃げるためには、深くまで潜れるようになることが必要になります。


なお、母親から与えられる母乳は栄養価が高く、ヒトの13倍もの脂肪分を含みます。
そのため成長も早く、生まれたばかりの体重は33キロほどですが、3週間ほどで約3倍の100キロにもなります。

また、成体の体長(2メートル - 2.6メートル)と体重(200キロ - 360キロ)は、北極海周辺に分布するアザラシ類の中では最大になります。

参考書籍・参考サイト

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徳島県阿南市の大潟漁港にアザラシ 「オオちゃん」と住民ら歓迎
Uploaded by 徳島新聞動画 TPV(Tokushima Press Video)

伝言版の画像

迷子のアゴヒゲアザラシ

本文にもありますように本来、アゴヒゲアザラシは海水が凍結する海氷周辺に分布します。

したがって、分布域の南限は、流氷域の南限でもある北海道東部になります。

ところが、アゴヒゲアザラシは本州や四国、九州などにも現れることがあります。

アゴヒゲアザラシの画像(出典:ウィキメディア・コモンズ - Wikimedia Commons)
アゴヒゲアザラシ ナカちゃん
徳島県那賀川河口付近
File:Beardedseal nakachang nakagawa tokushima.jpg - Wikimedia Commons
Author:spaceaero2

上図の「ナカちゃん(2005年、徳島県)」や「タマちゃん(2002年、東京都)」などが有名ですが・・・。

九州の長崎県(1986年)や大分県(1988年)での発見例もあります。

北海道の流氷域周辺で生まれ育った後、北へ向かうべきところを、誤って南下してしまうことがあるとみられています。

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