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ホッキョクグマの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

ホッキョクグマ

分類:哺乳類 / ネコ目 / クマ科 / クマ属 / ホッキョクグマ
分布域:ユーラシア大陸および北アメリカ大陸の北極圏

食性:肉食(アザラシやセイウチ、シロイルカ、魚や水鳥など)

実際には植物(草や木の実、海藻など)を食べることもあります。
植物からはビタミンやミネラルなどを摂取することができます。

ホッキョクグマの画像(撮影場所:旭川市旭山動物園)

ホッキョクグマ
撮影場所:旭川市旭山動物園
撮影者:当サイトスタッフ/2006年

体長:オス2.5メートル - 3メートル
ヒグマと同程度。
メス1.8メートル - 2メートル

体重:オス400キロ - 600キロ(最大800キロ)
メス200キロ - 350キロ(妊娠時500キロ


メスは11月ごろから4月ごろにかけて、山頂付近の巣穴にこもって出産・子育てをおこないます。

そのために栄養を蓄える必要があることから、妊娠時には体重500キロほどにもなりますが、子どもを連れて山を降りる4月はじめごろには、体重250キロぐらいにまで半減します。

ホッキョクグマの狩り

主にアザラシ類、特にワモンアザラシを捕食対象にしており、狩りの方法は下記のような複数の方法があるようです。

①ワモンアザラシの巣穴を押しつぶす
ワモンアザラシは氷のなかに巣穴をつくって、出産・子育てをおこないます。
その巣穴は氷の上からは見えない深さにありますが、嗅覚の鋭いホッキョクグマには見当がつきます。
そこで、前脚を叩きつけるようにして、氷の上から巣穴ごと押しつぶす狩りをおこないますが、この成功率は20分の1ほどになります。

②呼吸穴で待ち伏せする
ワモンアザラシは氷上と海中を行き来するための円錐形の穴を掘り、息継ぎのために穴から顔を出します。
その瞬間を狙って、ホッキョクグマが前脚で一撃するという狩りです。

③忍び寄る
体勢を低くして、雪や氷にまぎれて近づきます。海を泳いで近づく方法もとります。
下の画像のように、ホッキョクグマは泳ぐのも潜るのも得意で、学名のUrsus maritimusは海に住むクマという意味になります。

ホッキョクグマの画像(撮影場所:旭川市旭山動物園)

ホッキョクグマ
撮影場所:旭川市旭山動物園
撮影者:当サイトスタッフ/2006年

狩りの期間

上記のように、氷上を主とした狩りをおこなうので、北極海が定着氷域となる11月から5月ごろにかけての期間だけになります。
氷がとけはじめる6月ごろから、再び定着氷になる11月ごろまでの約5か月間は上陸して、ほぼ断食のような毎日になります。

ホッキョクグマとヒグマは分岐したどうしの近縁関係ということもあり、ホッキョクグマはヒグマと同様に植物食も可能です。
上陸している間は草や木の実、海藻なども食べます。

ただし、どこに上陸するかということにも左右されます。
たとえば、セイウチと同じ沿岸に上陸した場合には、当然ながらセイウチを捕食します。

参考書籍・参考サイト

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ホッキョクグマの親子(バフィンとフローラ)
Uploaded by zoo movie

伝言版の画像

ホッキョクグマの子育て

出産はおおむね11月~1月におこなわれるので、4月ともなれば生後3~5か月。体毛もふさふさとなり、寒さのピークも過ぎています。

ホッキョクグマの親子の画像(撮影場所:大阪市天王寺動物園)
ホッキョクグマの親子
撮影場所:大阪市天王寺動物園
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

体重が半減した母グマとしては、すぐにでも山を降りてエサを採りたいところでしょうが、そうもいかないようです。

たとえ体毛がふさふさであっても、子グマたちには寒さに耐えれる皮下脂肪や体力がありません。

もうしばらくは授乳と巣穴の周辺で遊ばせることによって、皮下脂肪と体力をつけさせるようです。

ホッキョクグマの子どもの画像(撮影場所:大阪市天王寺動物園)
ホッキョクグマの子ども
撮影場所:大阪市天王寺動物園
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

また、山を降りてからも「オスの成獣に襲われないか?」とか、離乳後の肉エサの確保など、母グマはたいへんなようです。

子グマが成長して、ひとりだちするまでには2年半ほどかかります。
その間に、子グマは本文にあるような狩りの方法を学んでいきます。

クマ類の進化系統樹の画像
クマ類の進化系統樹(簡易ver.)
参考サイト:演習林 whats ABB
作成:当サイトスタッフ/2015

ちなみに、上図のようにホッキョクグマとヒグマは近縁であり、分岐したのは約47万9000年前~約34万3000年前だとされます。

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