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アムールトラの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

アムールトラはネコ科動物の最大亜種です。
別名では「シベリアトラ」とも呼ばれます。

アムールトラ

分類:哺乳類 / ネコ目 / ネコ科 / ヒョウ属 / トラ
アムールトラはトラ(9つの亜種に分類)の1亜種。

分布域:ロシア沿海地方のアムール川流域、中国東北部
北朝鮮北部での残存説もあります。

食性:肉食(イノシシ、ノロジカ、ヘラジカ、ジャコウジカなど)

アムールトラの画像(出典:ヒーマンの上野を散歩)

アムールトラ
出典:ヒーマンの上野を散歩

全長:オス2.7メートル - 3.3メートル
メス2.4メートル - 2.75メートル

体重:オス186キロ - 306キロ
メス100キロ - 167キロ

ネコ科動物(トラ、ライオンなど)の最大亜種

アムールトラはトラの最大亜種であると同時に、ライオンをしのぐネコ科動物の最大亜種でもあります。
また、別名ではシベリアトラとも呼ばれています。

全長、体重は上記のとおりとなり、「それなら、バーバリライオン(オスの全長:2.7メートル - 3.4メートル、体重190キロ - 230キロ)と同じぐらいではないのか?」とも思えますが、過去には次のような記録があります。


ロシアのニコライ・バイコフが射殺した個体。
全長3.8メートル、肩高1.15メートル、体重324キロ。

イギリスのポコックが4頭の剥製標本の全長を測定。
①411.48センチ、②375.92センチ、③365.76センチ、④344.17センチ

確かな記録ではないものの、下記のような測定結果もあります。
全長4.2メートル、体重380キロ。

アムールトラの生態

落葉樹や針葉樹の混在した森林に単独ですんでいます。
そして、森林の中では体の「しま模様」は保護色(カモフラージュ)になります。

下の画像のように、落ち葉があるだけでも少しわかりにくくなるので、ここに木々や草むらがあれば、カモフラージュ状態になるのだと思われます。

アムールトラの画像(撮影場所:旭川市旭山動物園)

アムールトラ
撮影場所:旭川市旭山動物園
撮影者:当サイトスタッフ/2006年

カモフラージュ状態のアムールトラは、忍び寄って獲物に近づきますが、ライオンのような追いかける狩りはしません。

アムールトラは10メートルぐらいの距離をジャンプすることができるので、少し追えばいいぐらいの距離に縮まるまで獲物に近づきます。
そして、獲物ののどに食いついて窒息死させるか、前脚の一撃で首の骨を砕くかの方法で仕留めます。

参考書籍・参考サイト

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アムールトラの親子
Uploaded by BEARTAKEM

伝言版の画像

ベルクマンの法則

トラはベルクマンの法則の好例だといわれます。

ベルクマンの法則では、「恒温動物は同じ種なら寒冷な地域に生息するものほど体重が大きい。」としています。

下図は現生のトラ6亜種での最小亜種「スマトラトラ」になりますが、オスの体重は100キロ~140キロで、赤道直下のスマトラ島に生息しています。

スマトラトラの画像(出典:ゆんフリー写真素材集)
スマトラトラ
Photo by (c)Tomo.Yun

少しだけ北へ進むと、インドシナ半島の「インドシナトラ」は体重150キロ~195キロ。 マレー半島の「マレートラ」も同じぐらいです。

中国南部の「アモイトラ」は体重130キロ~175キロ。

インドやネパール、バングラデシュなどに生息する「ベンガルトラ」ともなると、体重180キロ~258キロにも達します。

アムールトラの画像(撮影場所:旭川市旭山動物園)
アムールトラ
撮影場所:旭川市旭山動物園
撮影者:当サイトスタッフ/2006年

寒冷なロシアのアムール川流域や中国東北部に生息する「アムールトラ」は体重180キロ~306キロで、最大亜種になります。

アモイトラの立ち位置が微妙ですが、上記のような数値から、「トラはベルクマンの法則の好例」としてあげられています。

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