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ブチハイエナの動画と解説

ページ公開日:2016年4月3日

ブチハイエナはハイエナ科(4属4種)のなかの最大種です。
獲物の横取りやスカベンジャー(腐肉食動物)のイメージがありますが、実際には自ら狩りをする優秀なハンターです。

ブチハイエナ

体長:86センチ - 150センチ
尾長:25センチ - 36センチ
体重:50キロ - 86キロ
メスはオスよりも10パーセントほど大きい。

ブチハイエナの分布域の画像(編集:zoomovie.net)

ブチハイエナの分布域
元地図:世界地図・世界の国旗
ブチハイエナの画像:無料イラスト かわいいフリー素材集 | いらすとや
編集:当サイトスタッフ/2015年

食性:主にシマウマやヌー、レイヨウなどを捕食。
エサの横取りや死肉を食べたりもする。

分類:哺乳類 / ネコ目 / ハイエナ科 / ブチハイエナ属 / ブチハイエナ
分布域:アフリカ大陸
アフリカ大陸最南部、コンゴ盆地、サハラ砂漠を除く。

ブチハイエナは優秀なハンター

獲物を横取りしたり、死肉を食べたりするイメージの強いブチハイエナですが、実際には食べ物の60~75パーセントを自ら狩る、優秀なハンターでもあります。

確かに、ブチハイエナは獲物の横取りや腐肉食性といった一面をもっていますが、それらの方法で食べ物を得る割合は、25~40パーセント程度にしかすぎません。
つまり、根本的には自ら獲物を狩るハンターです。


前述のように、ブチハイエナはメスのほうが大きく、メスをリーダーとした群れを形成します。

ブチハイエナは最高時速65キロで走ることができ、持久力も高いので、獲物となるシマウマやウシ科のヌー、レイヨウなどを群れで追いかけて仕留めます。

ブチハイエナの画像(出典:GAHAG | フリー写真・フリーイラスト素材集)

ブチハイエナ
出典:GAHAG | フリー写真・フリーイラスト素材集
Photo by Tambako the Jaguar

ハイエナ科の分類

上の画像を見ていると、ブチハイエナはイヌ科動物のようにも見えます。

特に、ふん部が突き出た長めの顔はタイリクオオカミアメリカアカオオカミドールなどのイヌ科動物を連想させますが、この類似性は「一群で追跡型の狩りをおこなう肉食動物の特徴のひとつ」だとされます。

群れで獲物を追いかけながら、隙を見てサッとかみつくためには、ライオントラのような丸顔よりも、ふん部が突き出た長めの顔のほうが有利だからです。

ネコ亜目の進化系統樹(簡易ver.)の画像(作成:zoomovie.net)

ネコ亜目の進化系統樹(簡易ver.)
参考サイト:ネコ亜目 - Wikipedia
作成:当サイトスタッフ/2015年

実際にはブチハイエナはイヌ亜目やイヌ科ではなく、ネコ亜目に分類されますが、ネコ科動物に近縁なのかというと、近縁とはほど遠い進化系統になります。

上図は「ネコ亜目の進化系統樹(簡易ver.)」になりますが、ハイエナ科はマングース科やジャコウネコ科と近縁であり、より近いのはマングース科になります。

参考書籍・参考サイト

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ブチハイエナ
Uploaded by zoo movie

伝言版の画像

スカベンジャー

腐肉や死肉を食べる動物を、スカベンジャーと呼びます。

人間が腐った肉を食べると、胃腸障害や悪性の下痢、場合によっては命さえ危ぶまれますが、ブチハイエナは平気です。ピンピンしています。

ブチハイエナの胃酸には強力な殺菌作用があり、腐った肉を食べても大丈夫なようにできています。

ブチハイエナの画像(撮影場所:大阪市天王寺動物園)
ブチハイエナ
撮影場所:大阪市天王寺動物園
撮影者:当サイトスタッフ/2015年

また、骨をくわえたブチハイエナの姿をテレビや動物動画で見ることがあります。

骨の内部には栄養がたっぷりの骨髄がつまっているので、骨ごとかみ砕いて食べます。

人間なら魚の小骨が口の中に入っただけでもたいへんですが・・・。

ブチハイエナの胃酸には強力な消化作用があるので、骨で消化器官を傷つけるようなことはありません。

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