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ネッシー

ネッシー

ページ公開日:2020年5月12日

ネッシー(外科医の写真)の画像

ネッシー(外科医の写真)
出典:Hoaxed photo of the Loch Ness monster.jpg

目撃場所 ネス湖(イギリス・ハイランド地方)

体長 推定5~10メートル前後

特徴 絶滅した首長竜「プレシオサウルス」に似ている

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外科医の写真

トップ画像は「外科医の写真」と呼ばれ、世界中の話題となった時期がある。

1934年4月。野鳥撮影のため、ネス湖を訪れていたロンドンの外科医ロバート・ケネス・ウィルソンが、突然湖面に現れたネッシーを撮影。

社会的地位のある外科医が撮影者だということから、「外科医の写真」と呼ばれるようになった(実際には産婦人科医)。

逆光のため、シルエット写真になってはいるが、ネッシーの正体に迫るには充分であり、首長竜「プレシオサウルス」を思わせる姿だ。


ただ、60年後の1994年に「外科医の写真はフェイクで、おもちゃの潜水艦で作ったものだ」と、関係者が暴露しているが…。

「やっぱり、ネッシーなんて嘘だ!」と、一事が万事として捉えるのは危険だ。

ネッシーには信ぴょう性の高い目撃情報が数多く寄せられている。


ちなみに、首長竜には「竜」という文字が使われてはいるが、恐竜ではない。淡水や海水に生息する爬虫類(水生爬虫類)だ。

現代で言うなら、ガラパゴス諸島のウミイグアナ(全長120 - 150センチ)をもっと大きくして、もっと水中に適応させたようなものだ。

エラスモサウルスの画像

首長竜(エラスモサウルス)
撮影場所:海洋堂 龍遊館
撮影:当サイト/2015年

また、首長竜には画像のように首が超~長い種や、普通に長い種。首の短い種の3タイプがいる。

ネッシーの正体だとされるプレシオサウルスは普通のタイプに分類され、まさしく「外科医の写真」ぐらいの首の長さだ。

なお、首長竜全般の分類や生息年代などについては、当サイト「首長竜エラスモサウルス」に書いている。

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ネッシーとアーカート城

1955年7月に、ピーター・A・マクナブが撮影した写真も大きな話題となった。

ネッシーとアーカート城の画像

ネッシーとアーカート城
出典:LOCH NESS MONSTER

画像の右側にネス湖畔の古城跡(アーカート城)、左側にはネッシーの背中と泳ぐ航跡が写っている。

また、この写真から推定されるネッシーの体長は10メートル以上にもなる。

実は、上の画像は2頭以上のネッシーの航跡だといわれている。

複数のネッシーの画像

複数のネッシー
出典:LOCH NESS MONSTER

その部分を拡大して見てみると…。

前述のとおり、①はネッシーの背中で、②の白い波しぶきは別のネッシーの航跡だといわれている。

ネッシー専門家のジャン・ベルトンによると、アーカート城周辺には複数のつがいが生息し、北端のドーレス区域や、ホースシュー区域などにも複数のネッシーが生息しているという。

しかも、ホースシュー区域のうちの1頭は非常に巨大であり、そのことが「巨大なネッシー」のイメージにつながったとしている。


やはり、ネッシーの正体はプレシオサウルスの生き残りなのだろうか?

プレシオサウルスは体長2 - 5メートル。中生代ジュラ紀前期に生息していた首長竜で、下の動画のような姿だったと想像されている。

参考書籍・参考サイト

Plesiosaurus
Uploaded by muelsa373

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ネッシーの食料

ネッシーの正体がプレシオサウルスの生き残りなら、いったい何を食べて生きているのだろう?

誰もが気になるところだ。

本来、プレシオサウルスは海性であり、イカやタコ、アンモナイトなどを捕食していたと考えられているが…。

ネス湖は淡水湖であり、イカやタコなどの海生軟体動物はいない。

アンモナイトの画像
アンモナイト
File:Asteroceras BW.jpg

しかし、ネス湖には無尽蔵ともいえるサケが生息している。

理学博士のジャン・ジャック・バルロワによると、産卵時に遡上するサケの数は約1200万匹だとしている。

1200万匹のサケだけでも、プレシオサウルス150頭分ほどの食料源になるし、降海前のサケや他の魚類もいる。

ネッシーの正体をプレシオサウルスの生き残りだとしても、ネス湖には充分な食料源がある。

ネス湖の歴史

プレシオサウルス生存説の信者にとって、ネス湖の歴史は障壁だ。

約1万年前、氷河の作用によってネス湖は形成されたとされる。

一方、プレシオサウルスが絶滅したのは約6500万年前だとされている。


計算上、上記の数値に1万年の誤差もないとするなら、6500万年 - 1万年 = 6499万年。

仮に、絶滅を免れたプレシオサウルスがいたとしても…。

「6499万年もの間、どこにいたんだ?」「(ネス湖には)どうやって来たんだ?」となる。

プレシオサウルス生存説の信者であっても、この点は ごまかせない 説明できない。

ネス湖の巨大魚

ネッシーの正体をチョウザメやヨーロッパオオナマズなど、巨大魚の誤認に求める見解もある。

確かに、オオチョウザメの最大個体は体長8.6メートル、ヨーロッパオオナマズにも体長5メートルの記述がある。

オオチョウザメの画像
オオチョウザメ
File:Білуга (Huso huso).jpg

どちらも近年での最大級は2 - 3メートルではあるが、それでもド迫力の巨大魚だ!

ネッシーの正体をチョウザメやヨーロッパオオナマズだとするなら、巨大魚の誤認説を支持したいが…。

2018年9月。ネス湖の水分析調査結果によると、オオチョウザメやヨーロッパオオナマズのDNAは見つからなかった。

ネス湖のウナギ

上記の水分析調査結果によると、大量のウナギのDNAが見つかったとしている。

つまり、ネッシーの正体は「ウナギの誤認ではないか?」ということになるが…。

管理人はド田舎出身なので、幼少期に川で見たウナギの姿を覚えているが、子どもの目にもウナギはウナギだ。

大きめのウナギもいたが、正体不明の巨大生物に見えた記憶はない。

ジョン・マッケイ夫妻が撮影したネッシーの画像
マッケイ夫妻の写真
File:by Aldie Mackay

そもそも20世紀以降のネッシーの目撃情報は、1933年4月14日のジョン・マッケイ夫妻からはじまっている。

そのときの写真が上図になるが、批判や誹謗中傷を恐れたのか、60年後にご婦人から提出されている。

確かに、外科医の写真のようなフェイクもあるが、90年近く続く目撃情報には歴史の重みさえ感じる。

ピーター・A・マクナブの写真や、マッケイ夫妻の写真がウナギだとは絶対に思いたくない。

かつては、ネッシーと呼ばれる巨大生物がいたのだろう。そして、今もいるのかもしれない…。


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